これといったスキルがないけど、30代でも転職できるのだろうか…。
そんな悩みにお答えします。
仕事をがむしゃらにやってきたけど、気がついたら30代。
ライフスタイルの変化や会社内の酸いも甘いも見てきて、転職を考え始める年代だと思います。
ただし、これといったスキルもないし、未経験の仕事に転職できるか不安に感じる方も少なくありません。
私は31歳の時に転職活動を始めて、32歳で未経験業界へ転職をしました。
このような経験から30代でも未経験・スキルがなくても転職はできると感じましたので、スキルがなく不安を感じている30代に転職活動のコツと注意点を紹介します。
また私の転職活動のすべてをまとめましたので、下記の記事も参考にしてください。
32歳でブラック企業から転職
タカパン
35歳サラリーマン ▶32歳で残業100時間の大手食品メーカーから転職 ▶現在は、ホワイト企業で家族と時間を満喫 ▶転職活動は約1年半 ▶悩んでいる方の背中を押したい ▶結論、行動して良かった
未経験・スキルなしの30代転職は可能か?
結論から言うと、『未経験・スキルなしの30代も転職可能』です。
なぜなら私自身、32歳の時に食品業界からIT業界へ転職できたからです。
業種は営業職で、業界を変えた形です。
転職サイトdodaの調査によれば、転職成功者の平均年齢は31.7歳というデータがあります(約28万件の平均年齢データ)。
ただし、スキルなしの20代と比べると、30代での転職はハードルが上がります。
20代はまだ経験が浅く、伸びしろで採用される可能性がありますが、30代は同じようにはいきません。
なので30代の方で『転職はしたいけれど、経験がなかったり、スキルに不安』で一歩踏み出せていない方もいらっしゃると思います。
32歳で異業界・同職種で転職した筆者が体験談を踏まえて、注意点と転職を成功させるコツを紹介します。
未経験・スキルなしの30代が転職する際の注意点
私の経験から言うと、スキルなしの30代が転職するのは大変です。
ただし注意点さえ押さえれば、転職することは可能です。
そこで私が経験したスキルなしの30代が、転職活動をする時の注意点を3点挙げます。
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1つずつ紹介していきます。
求人の幅が極端に狭くなる
スキルなしの30代が転職活動をする場合、求人の幅が極端に狭くなります。
- 年齢面で20代と比べて不利
- 未経験不可の求人がある
- 特定のスキルが必要な求人がある
そりゃそうだよねって感じです
実際にどれぐらい違うのかを実際の求人検索画面(リクルートエージェント)で見てみます。
営業・販売
営業・販売(未経験可の場合)
なんと『未経験可』を選択するだけで、求人件数が10分の1になるほど、求人の幅が狭くなります。
求人を探してみる
年収が下がる可能性がある
スキルがない30代の転職では、年収が下がる可能性があります。
ちなみに私は年収はダウンしました。ただ休日が増えたり、家族との時間が増えたので大満足です。
転職サイト『ミドルの転職』が行ったアンケート調査「転職に伴う年収変化」では、転職を機に年収が下がったミドルは32%という状況です。
転職を機に年収の変化はありましたか?
具体的にどれくらい変わりましたか?
ちなみに年収を上げた人が意識したことは、「経験が活かせるポジションであること」が61%で1位でした。
なので未経験・スキルなしの状態では、年収が下がる可能性があることを覚えておいてください。
転職先の雰囲気に馴染めない可能性がある
転職先の雰囲気に馴染めない可能性があります。
雰囲気の中には、『企業の価値観・仕事の進め方・人間関係・暗黙のルール』などが挙げられます。
私も転職したての頃は様々なギャップに苦労しましたが、時間が解決してくれました
ただし、転職したものの『どうしても雰囲気に馴染めない』という可能性もありますので、転職先の情報を収集する必要があります。
未経験・スキルなしの30代が転職を成功させるコツ
私は32歳の時に食品業界からIT業界へ転職しました。
異業種、同職種での転職です。
未経験、特に目立ったスキルなしでも30代で転職できたコツを紹介します。
ぜひ参考にしてください。
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1つずつ紹介します。
未経験可の求人を探す
スキルがない場合は、未経験可の求人を探しましょう。
プログラマーのような専門職は未経験からは難しいですが、営業や販売・事務のような職種は未経験からでも可能です。
私の場合、食品業界からIT業界へ転職した理由の1つとして、有形商材から無形商材へシフトしたいと考えたからです。
スキルがなくても、あなたの今までの経験や実績がハマる場所はあるはずです。
同業界もしくは同職種で転職活動をする
30代で未経験転職した私からすると、1番おすすめの方法は『同業種もしくは同職種』で転職活動をすることです。
業種、職種の違いは以下の通りです。
業種
- 業種とは、事業の種類・産業の分野を表します。例えば小売業・接客業・製造業といったものです。
職種
- 職種とは、仕事の種類を表します。例えば営業職・事務職・販売職といったものです。
私の場合は、食品業界の営業からIT業界の営業へ転職したので、同職種で転職した形になります。
同じ業種・職種だと以前の経験が最大限に活かせるので、転職のハードルは下がります。
経験・スキルの棚卸、言語化を行う
転職活動で最大の関門は、やはり『面接』です。
面接では、あなたの前職の経験や志望動機、転職する理由などが聞かれます。
伝えたいことを100%伝えるには、経験やスキルの棚卸、言語化を行う必要があります。
言語化こそが、転職活動において最も重要だと感じました。
なぜ言語化が必要かというと、頭で理解しているつもりでも面接の場でうまく伝えられないことが多々あったからです。
そこでおすすめなサービスが、『キャリア相談』です。
- なぜ今の会社を選んだのか
- どんな仕事や働き方が理想か
- 今の仕事と理想の仕事に対して、どんなギャップがあるのか
またキャリア相談に関しては、厚生労働省の公式サイトでも効果があると明記されています。
デメリットとしては、キャリア相談は有料という点です。
ただ初回のみ無料で相談できますので、1度相談してみるだけでもアリです。
私はキャリア相談を受けて、転職理由や経験の言語化ができ、転職活動に役立ちました。
POSIWILL CAREER(ポジウィルキャリア)
⇒キャリア相談サービスで業界No.1の実績
初回面談だけでも、かなり自己分析やキャリアのヒントを得られます。
公式サイト:https://posiwill.jp/career/
無理な勧誘はありませんでした
ご自身で経験やスキルの棚卸・言語化を行う方法もありますが、カウンセリングのプロに相談するほうが私は良かったです。
スキルを身につける
転職するまでに時間がある方、もしくは目標とする仕事がある方は、スキルを身につけて転職活動をすると良いです。
ただしスキルを身に着けても、希望する企業・仕事につけない場合もあります。
それは実務経験があるかどうか。
例えば、『法人営業を3年以上経験』といったスキル+実務経験が必要な求人も少なくありません。
そうなってくると、30代でスキルを身につけて転職を果たすには時間が必要だということがわかります。
転職するまで時間がある、目標とする仕事がある方は、スキルを身につけて転職活動を行いましょう。
複数の転職エージェントに相談する
スキルなしの30代が転職活動をする時は、転職のプロ=転職エージェントに相談することを強くおすすめします。
さらに言うと、複数のエージェントに相談すると良いです。
転職エージェントは求人を紹介してくれるだけでなく、職務経歴書の添削をしてくれたり、面接対策でアドバイスをもらえたりします。
仕事をしながら転職活動をするのは本当に体力とメンタルを削られます…。
転職エージェントは無料で利用できますし、あなたの転職活動をサポートしてくれる存在になるでしょう。
私が実際に利用して特に良かった転職エージェントは以下の2社です。
- リクルートエージェント
⇒転職実績No.1のエージェント
初めての転職活動をする人は、求人数最多なので登録必須です。
公式サイト:https://www.r-agent.com/ - Spring転職エージェント
⇒転職高評価企業のエージェント
私が転職を果たしたエージェントです。
求人数は少ないが、とても親身に対応してくれます。大手エージェントでうまくいかなかった人におすすめ。
公式サイト:https://www.springjapan.com/
実際に私が利用して良かった転職エージェントは下記の記事にまとめましたので、参考にしてみてください。
スキルなしの30代はプロに相談が成功への近道
今回は私の体験談として、転職したいけど未経験・スキルがない30代はどうすべきか、コツと注意点を紹介しました。
転職活動をしている30代の方・これから行動しようか迷っている30代の方の参考になれば幸いです。
- リクルートエージェント
⇒転職実績No.1のエージェント
初めての転職活動をする人は、求人数最多なので登録必須です。
公式サイト:https://www.r-agent.com/ - Spring転職エージェント
⇒転職高評価企業のエージェント
私が転職を果たしたエージェントです。
求人数は少ないが、とても親身に対応してくれます。大手エージェントでうまくいかなかった人におすすめ。
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